そらかぞふ
そら数ふ大津の子が逢ひし日におほに見しくは今ぞ悔しき(柿本人麻呂)
の、
おほに見し、
は、
ぼんやりと、
の意とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。
そら数ふ、
は、
空で数えると大凡である、
の意とあり、
大津、
にかかる枕詞とある(仝上)。
そらかぞふ、
は、
空數ふ、
と当て、
語義・かかる…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか