時じ
み吉野の耳我(みみが)の山に時(とき)じくぞ雪は降るといふ間なくぞ雨は降るといふその雪の時じきがごとその雨の間なきがごと隈もおちず思ひつつぞ来しその山道を(万葉集)
の、
時じく、
時じき、
とあるのは、形容詞シク活用の、
(じく)・じから/じく・じかり/じ/じき・じかる/じけれ/じかれ
と活用する、
時じ、
で(学研全訳古語辞典)、
非時、…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか